本の宣伝です。
先月、学研から出た「家庭で無理なく楽しくできる生活・自立課題36」です。
私も著者の一人として関わらせていただきました。
ブログ「お父さんの[そらまめ式]自閉症療育」で詳細なレビューをしていただいているので、そちらへのリンクを貼らせていただきつつ、少し引用させていただきたいと思います。
お父さんの[そらまめ式]自閉症療育はこちら→クリック
以下、記事から一部引用。
この本は、思春期からのスキルを想定していますが、実際にはそれよりはるかに前、お子さんが就学前であったり小学校低~中学年であっても役に立つ、とても幅広い年齢のお子さんをターゲットにしたABA療育本になっています。
本書の最大の特徴は、取り上げられているトレーニングの対象スキルが、ボトムアップ型のものではなく、トップダウン型のものになっている、ということです。
ボトムアップ型のトレーニング、トップダウン型のトレーニングとはどういったものでしょうか?
ブログ「こうくんを守れ!!!」においても、レビュー記事を紹介していただいていました。
こうくんを守れ!!!はこちら→クリック
以下、記事から一部引用。
個人因子へのアプローチはいわゆるリハビリテーションで、訓練とかトレーニングです。
環境因子へのアプローチは環境の工夫や人の支援にあたります。
私はこうくんの買い物特訓の例を出して
ある時点で、お金の支払いを練習するのをやめて
支援者が支払っている間、よゐこで待てるスキルの獲得を目指すように方向転換した話をしています。
本から引用をします。
上記の井上先生の文章に、私は100%同意します。
プログラムとかが先にあるのではなくて、まず本人ありき、なんですよね。
だから偏らない。
いいな~~~。
生活・自立課題36は
分担執筆で、事例集になっています。
なので、そのまま自分の子どもに・・というものではありません。
カスタマイズが必要です。
この本の事例は
字が見にくい方に「メガネをかけるといいですよ」という提案をしているものです。
度数をあわせるのは親御さんの仕事になります。
考え方や方向性を学び、ヒントを得て、自分の子どもに合わせて調整して実践するというのがいいと思います。
私も学研から本が届いて、初めて全体を目の当たりにしたのですが(自分が担当したところ以外知らなかった)、引用させていただいたお二方と同じような感想を持ちました(私が言えば少し手前味噌なのですが・・・(^^;))
ところで、このシリーズの本を読むとき、兵庫教育大学時代に井上先生にしごかれていた頃のことを思い出します。
次々に大学の相談室にやってくる、様々なお子さんやそのご家族を迎える毎日。
毎日を必死に「生きのびている」子どもたちに、必死に向き合う未熟な私。
「・・・で?」、「それが何のためになるの?」、「それで誰が幸せになるん?」というあくまで本人目線の井上先生からのフィードバック。
私の「スタート地点」がそのような環境だったことは、とても幸運なことだったのだと思います。
・・・とまあ、私の話はどうでもいいのですが、
とりあえず、関心を持っていただいた方は、本を買ってくださいね
先月、学研から出た「家庭で無理なく楽しくできる生活・自立課題36」です。
私も著者の一人として関わらせていただきました。
![]() | 家庭で無理なく楽しくできる生活・自立課題36 (学研のヒューマンケアブックス) (2011/09/13) 井上 雅彦 商品詳細を見る |
ブログ「お父さんの[そらまめ式]自閉症療育」で詳細なレビューをしていただいているので、そちらへのリンクを貼らせていただきつつ、少し引用させていただきたいと思います。
お父さんの[そらまめ式]自閉症療育はこちら→クリック
以下、記事から一部引用。
この本は、思春期からのスキルを想定していますが、実際にはそれよりはるかに前、お子さんが就学前であったり小学校低~中学年であっても役に立つ、とても幅広い年齢のお子さんをターゲットにしたABA療育本になっています。
本書の最大の特徴は、取り上げられているトレーニングの対象スキルが、ボトムアップ型のものではなく、トップダウン型のものになっている、ということです。
ボトムアップ型のトレーニング、トップダウン型のトレーニングとはどういったものでしょうか?
つまり、思春期には獲得が難しい部分とそうでない部分を見極め、得意なところは伸ばし、苦手なことは環境の工夫や周囲の援助など、なんらかの別の手段でカ バーし、解決するという発想に切り替えていくことが必要なのです。つまり、獲得したい(させたい)発達的な目標を設定し、スモールステップで子どもの能力 のその目標まで近づけていく、という「ボトムアップ」の発想から、その子どもに役立つと思われるスキルを今すぐ実現することを目標にし、できないことに関 しては、環境の工夫や周囲の力を借りて最短ルートでの達成を目指す「トップダウン」の発想への転換を少しずつ図っていく時期というわけです。(初版17ページ)
お父さんの[そらまめ式]自閉症療育からの引用終わり
ブログ「こうくんを守れ!!!」においても、レビュー記事を紹介していただいていました。
こうくんを守れ!!!はこちら→クリック
以下、記事から一部引用。
個人因子へのアプローチはいわゆるリハビリテーションで、訓練とかトレーニングです。
環境因子へのアプローチは環境の工夫や人の支援にあたります。
私はこうくんの買い物特訓の例を出して
ある時点で、お金の支払いを練習するのをやめて
支援者が支払っている間、よゐこで待てるスキルの獲得を目指すように方向転換した話をしています。
本から引用をします。
重要なのは、買い物は健常の人達と同じようにできるようになってから、あるいは成人になってから、と教えることを体験させることを先送りにするのではなく、実年齢相応に、本人がやりたければやりる状況においてあげることです。
私 が考える療育の目標は、自閉症という障害のためにしたいことができないという状態を受け入れることではなく、またトレーニングによって障害から生じる困難 をすべて克服しなければならないということでもありません。だからといって、なんでも他者がしてあげる、ということでもありません。「本人がしたいと思え ば取り組むことができる」機会をつくることが生涯を通じた療育の目的であり、その手段がスキルアップトレーニングであり、環境の工夫なのです。ボトムアッ プとトップダウン、そしてトレーニングと環境の工夫や支援は、療育の中で矛盾する概念ではなく調和させるべきものです。
上記の井上先生の文章に、私は100%同意します。
プログラムとかが先にあるのではなくて、まず本人ありき、なんですよね。
だから偏らない。
いいな~~~。
生活・自立課題36は
分担執筆で、事例集になっています。
なので、そのまま自分の子どもに・・というものではありません。
カスタマイズが必要です。
この本の事例は
字が見にくい方に「メガネをかけるといいですよ」という提案をしているものです。
度数をあわせるのは親御さんの仕事になります。
考え方や方向性を学び、ヒントを得て、自分の子どもに合わせて調整して実践するというのがいいと思います。
こうくんを守れ!!!からの引用終わり
私も学研から本が届いて、初めて全体を目の当たりにしたのですが(自分が担当したところ以外知らなかった)、引用させていただいたお二方と同じような感想を持ちました(私が言えば少し手前味噌なのですが・・・(^^;))
ところで、このシリーズの本を読むとき、兵庫教育大学時代に井上先生にしごかれていた頃のことを思い出します。
次々に大学の相談室にやってくる、様々なお子さんやそのご家族を迎える毎日。
毎日を必死に「生きのびている」子どもたちに、必死に向き合う未熟な私。
「・・・で?」、「それが何のためになるの?」、「それで誰が幸せになるん?」というあくまで本人目線の井上先生からのフィードバック。
私の「スタート地点」がそのような環境だったことは、とても幸運なことだったのだと思います。
・・・とまあ、私の話はどうでもいいのですが、
とりあえず、関心を持っていただいた方は、本を買ってくださいね

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こうまま 思いっきり個人的な記事をリンクして下さってありがとうございます。
>「・・・で?」、「それが何のためになるの?」、「それで誰が幸せになるん?」というあくまで本人目線の井上先生からのフィードバック。
やはり、井上先生ってステキですね。
大久保賢一 こうままさま、コメントありがとうございます(^^)
ところで、トラックバックの申請は届いておりましたでしょうか?
(同時に2つ申請したので、失敗してしまったのかも・・・?)
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