大久保賢一@畿央大学のブログです。特別支援教育、応用行動分析学(ABA)、日々のつぶやき等。
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8月23日の北海道新聞(朝刊15面)に面白い記事が載っていました。

北海道大学の長谷川英祐先生の本を紹介する記事。

「働かないアリに意義がある」


記事のポイントを以下に要約。

・巣の中を観察すると、働きアリの7割くらいはボーッとして何もしてない
・ずっと働かないアリも2割くらいいる
・働くアリと働かないアリは、「個体差」(個性)によって決まる
・「働かないアリだけ」の集団を作れば、働くものが現れる
・「よく働くアリだけ」の集団を作れば、働かないものが現れる


どこかで聞いたことがあるような話ですが、やはり面白い内容ですね。


「なぜこうなのか?」という理由について、長谷川先生は・・・

「よく働く個体が動けなくなったり、みんなで働かなければならない非常事態に備え、常に余剰労働力を確保しておくシステムを採用している」とのこと。


また、記事にはこのような内容も書かれてありました。

・餌のルートを間違えるようなおっちょこちょいのアリが集団に混ざると、時には作業効率が上がる
・組織には、クセはあるけど新しいアイデアを出せるような人材を置いておくことが必要



つまり、「アリの組織作り」から学べることは、組織には「余力」と「多様性」が必要だということです。

これは「毎日が非常事態」のような学校組織にも、ある程度当てはまる考え方かもしれません。


しかし、長谷川先生は、「アリは労働量の不公平が生じても、他の個体を羨ましがったり嫉妬することはない」と述べておられます。

・・・なるほど、確かにその通り。

「余力と多様性」を人間の組織に取り入れようとするときの一番の課題かもしれませんね。




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(2010/12/21)
長谷川 英祐

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【2011/08/27 18:07】 | 未分類
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