大久保賢一@畿央大学のブログです。特別支援教育、応用行動分析学(ABA)、日々のつぶやき等。
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今日も本を紹介します。
「夢をかなえる!特別支援学校の進路指導」

特に、知的障害特別支援学校における進路指導について学ぶのにオススメの本です。
具体的な事例が紹介されていて、わかりやすく、実際の事例にも応用しやすいと思います。

印象に残ったのは、とにかく実際体験が重要であるということ。生徒が現場を体験し、現場を知ることで、ニーズや希望が掘り起こされる場合もあるからです。
また、「訓練してから就労」という発想ではなく、「就職した場所で適切な支援を充実させる」という、まさに「ICF的発想」がとても大切なのだということを改めて実感しました。

しかし、「発想」だけではうまくいきません。実習先、就労先を確保するために、ただお願いするだけではダメで、飛び込み営業で「開拓」するのだという「気概」が必要なのだという内容も大変印象に残りました。


進路指導におけるテクニカルな部分としては、以下のポイントが重要であると述べられています。


・アセスメント
・本人と仕事とのマッチング
・連携と継続的なフォロー
・他の教科や領域との関連性

知的障害者の就労に関しては、私は以前、「日本理化学工業株式会社」に見学に行って、深く感銘を受けたことがありました。
そのときのことについては、また別の機会に書こうと思います。


以下、目次

第1章    特別支援学校の進路指導
1.特別支援学校の進路指導の現状と課題
2.卒業後の進路を考えた商学部からの教育体制作り
3.アセスメントの重要性
4.具体的進路指導、職業指導
5.特別支援学校卒業後の進路

第2章 夢を叶える!進路指導の実際
事例1~事例9



また、行動分析学研究においても、最近、就労支援に関するレビュー論文が出ていて、参考になるかと思います。

若林功(2009)応用行動分析学は発達障害者の就労支援にどのように貢献しているのか? : 米国の文献を中心とした概観.行動分析学研究,23(1),5-32.





夢をかなえる!特別支援学校の進路指導夢をかなえる!特別支援学校の進路指導
(2009/09)
梅永 雄二

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【2011/04/11 22:05】 | 就労
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