大久保賢一@畿央大学のブログです。特別支援教育、応用行動分析学(ABA)、日々のつぶやき等。
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翻訳していた表題の本が8月28日に金剛出版さんから発売予定です。
ありそうであんまりなかった「家族支援向け」PBS本です。

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目次はこちら・・・

第1部 ポジティブな行動支援(PBS)の紹介とその全体像:PBSの基礎

第1章 問題行動の理解とその対応

第2章 ポジティブな行動支援(PBS)について


第2部 ポジティブな行動支援(PBS)のプロセス:問題解決の全体像

第3章 ゴールの設定

第4章 情報の収集と分析

第5章 計画の作成

第6章 計画の実行


第3部 ポジティブな行動支援(PBS)の実際:事例を通して実際のプロセスを体験する

第7章 アヤの事例

第8章 ユキの事例

第9章 ケイタの事例


第4部 ポジティブな行動支援(PBS)による生活の拡大:そのプロセスを家族に役立たせる

第10章 ポジティブな行動支援(PBS)を家族生活に取り入れる

第11章 誰に対してもポジティブな行動支援(PBS)が機能するために


少しだけ内容を抜粋。

「子どもに困難な状況に対処するための、新しく適切なやり方を教えることは、行動変容を促す最適な方法です」

「誰も他人の行動をコントロールすることはできません。自分の生活や環境をどのように組み立てるか、また自分がやり取りしている人にどのように応じるかを変えられるだけです」

「PBSは、よくある問題に対する可能性のある解決策のノウハウを示したレシピ本ではありません。親として遭遇する多くの状況に応用できる、創造的で問題解決的なプロセス示します。言い換えれば、私たち親が遭遇する可能性のある行動に対応するための、多くの選択肢の中から選び出すためのロードマップを提供します。中国のことわざで言えば、PBSは『魚を与えるのではなく釣り方を教える』ということになります」

「最優先の関心事は、子どもたちや家族がよりポジティブで実りがある生活を送れるための助けをすることです。PBSのプロセスを通して、家族はより多くのことに取り組め、より多くの場所に行くことができ、全体としてより豊かな経験ができるようになるべきです」

改めて目を通してみて、手前味噌ながら「良い本だなあ」と思います(^^;)


内容は少し専門的なので、ある程度の予備知識はある方がいいとは思いますが、多くの親御さんにお役立ていただける内容であると思います。

また親御さんの支援に携わる支援者の方々や、学校の先生方にも是非とも目を通していただきたいと思います。

Amazonではもう予約ができるようです。




子育ての問題をPBSで解決しよう! ―ポジティブな行動支援で親も子どももハッピーライフ子育ての問題をPBSで解決しよう! ―ポジティブな行動支援で親も子どももハッピーライフ
(2014/08/28)
ミミ・ハイネマン、カレン・チャイルズ 他

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【2014/08/23 21:33】 | 書籍紹介
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 続けて本の紹介。

先日、学苑社さんから出版された「自閉症教育基本用語事典」に私もちょこっと書かせていただきました。

http://www.gakuensha.co.jp/cn20/pg362.html

重要な用語が網羅されている良い事典だと思いますので、是非一度手にとってご覧くださいm(_ _)m




自閉症教育基本用語事典自閉症教育基本用語事典
(2012/08/10)
小林重雄、 他

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【2012/08/08 11:01】 | 書籍紹介
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学研さんの「実践障害児教育」8月号に、「『学びのABC』から授業を再考し、成果を拡大する」という記事を書かせていただきました。

http://ebook.gakken.jp/gstore/book/detail/2605261082

内容は行動分析学のABC分析に基づいたもので、「やってくれない」という状況の分析、学習の基本的プロセス、般化などについてポイントをまとめました。

もしよろしければご一読くださいm(_ _)m



実践障害児教育 2012年 08月号 [雑誌]実践障害児教育 2012年 08月号 [雑誌]
(2012/07/14)
不明

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【2012/08/08 10:53】 | 書籍紹介
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最近、こんな本を読みました。

長谷弘子著:ピノキオの手

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ピノキオの手―9回の手術にたえてがんばるお母さん先生の手記 (1980年)


癌に冒されながらも、闘病生活を続け、合計9回の手術に耐えられ、それでもなお教壇に立ち続けた先生の手記です。

長谷先生は、19 歳のころ左肩の腫瘍を患います。
以来再発を繰り返してとうとう6回目の手術で左腕を切断することになります。

しかし、左手に義手を付けて教壇に立ち続けられ、腫瘍が肺へ転移した後も最期の時まで教壇に戻ることを諦めておられませんでした。

長谷先生は教え子に対して、いくつかの詩や文章を送られています。
印象に残った箇所を引用。



一人の人として生きていくあなたたちが、何のために生きるのかと自分に問わねばならなくなった時、せめて私の生きざまが、何かの力となるように今日からまた生きてみたいと思います。


もし魔法使いが現れて、一つだけ願いをかなえてやろうと言ったなら、あなたは人生をもう一度やり直させて欲しいと言うだろうか。
願わくはあなたにはやり直す必要のない人生を送って欲しい。
悔いのない人生をと言い直してもいいが。





【2011/12/09 15:58】 | 書籍紹介
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私が、大学院の博士課程の時に、授業の中で担当の先生が紹介してくれた本です。
(確か柿澤敏文先生だったかな?)
当時の自分自身にとって、とても励みになった本です。

先日、引っ越しをしていて家を片付けていた時に、段ボールからポロっと出てきて、思わずもう一度読み直してしまいました。

研究者人生とは、「投資」→「研究の遂行」→「成果公表」→「評価」→「再投資」の繰り返しであるとのこと。
そして、「一周(概ね3~5年)」するごとに、双六のようにコマを進めていくということです。



1週目:与えられたテーマで実験して結果を出せること
2週目:自らテーマをみつけ仮説を立てられること
3週目:自分の名前で研究費を獲得できること
4週目:独創的な研究を着想遂行できること
5週目:研究領域で不可欠な人材となること
6週目:研究領域を代表して組織を率いること
7週目:独自の研究領域を提案し予算枠を獲得できること
8週目:国家の科学技術基本政策を策定遂行できること



もちろん誰でも8週目まで進めるわけではなく、コマを進めれば進めるほど「脱落者」が増えることになります。
研究者として身を立てるということは、とても厳しいことです。

まずは自分との戦いを制することが前提となり、(私は全然ダメですが・・・)、その上で、「予算やポストを奪い合う」というライバルとの戦いも避けることができません。
(うまく機能すれば、「切磋琢磨」につながるとは思いますが)

しかし、「研究」にはこのような厳しい一面がある一方で、楽しさや喜びもありますし、何より「知りたいことを明らかにする」、「世の中に役立つ知見を生み出す」という志を遂げる充実感もあります。

今の自分はやっと3週目にさしかかったあたりかな?
そろそろ、いい加減に科研費をゲットしなければ・・・


この本は、特にドクターの院生さんに読んでほしい一冊です。





研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)
(2004/02/22)
入来篤史

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【2011/04/27 21:37】 | 書籍紹介
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